ママ友社会の問題

ママ友社会の問題

昔は大家族が主流で、母親の子育てを援助する頼もしい身内が沢山いました。

また、コミュニティがしっかり機能していたので、安心して暮らすことができていました。

しかし現代は、そのような家庭が少なくなり、核家族化が進み、周りに助けてくれる人が少ない現状を生み出しています。

その中でとても苦労するのが、子育てです。

ましてや、日本の育児制度はまだまだ十分ではなく、母親に万が一のことがあっても、それをサポートする体制ができていません。

そういうことも背景にあるのか、現代社会では「ママ友」という新しいコミュニティが生まれています。

母親同士ですから、共通の悩みがあったり、子育ての情報交換ができ、ある意味ではいいコミュニケーションの場になっているものと思われます。

しかし、ママ社会にある空気が、何となく閉塞感で溢れていると感じる母親は少なくありません。

ママ友社会で特徴的なことは、

  • 無理な付き合いを強要される
  • 子どもではなく母親たちが主役になっている
  • 十人十色の個性を許容できない

などです。

日本人はも元から集団に属するタイプの民族で、集団から外れることを極端に恐れます。

但し、そういうことで新たなしがらみを作り、ママ社会に属することで心の負担を抱える人が多くなっています。

現代は個人主義優先で人付き合いが下手な人が増え、集団というものの中で過度のストレスを抱える時代になっているのです。