精神疾患を長く患っていた私自身の体験を振り返りながら、ストレスの実態やストレスを抱える原因、
更にどんなストレス解決法があるのかなどをまとめています。
入浴による気持ち良さは、日本人なら誰もが実感していることでしょう。
それでは、なぜ入浴すると心地よくなるのでしょうか?
入浴には「三大作用」というものがあります。
これらの効果は、ぬるま湯に浸かることによって得られます。
ぬるま湯は副交感神経を刺激し、体の緊張をほぐしてくれます。
高温のお湯に浸かるとお湯が刺激物と見なされて交感神経を刺激し、体が興奮してしまいます。
ですから、ぬるま湯にじっくり浸かったほうがいいのです。
一般的に「ぬるま湯」と言われているのは夏だと38~40度くらい、冬だと41度くらいです。
入浴方法には、全身浴と半身浴があります。
全身浴は、首までお湯に浸かることで入浴の気持ちよさを実感できます。
しかし、心臓付近の温度が一気に上がり、心臓に負担がかかってしまいます。
それを考えると、心臓への負担が少ない半身浴のほうが体への負担を最小限にしつつ、入浴の効果を最大限に得られるでしょう。
入浴する時間は、寝る時間よりも1時間以上前がベストです。
入浴後30分くらい自分の時間とし、くつろいだほうがより高いリラックス効果が得られるという研究結果があります。
逆に入浴後に忙しく過ごしてしまうと、リラックス効果は半減します。
あくまで「くつろぎの時間」として寝る前の時間を確保したほうが良いのです。
そうすると、副交感神経の働きにより、スムーズに入眠することができます。