燃え尽き症候群

燃え尽き症候群

燃え尽き症候群とは、断続的なストレスにさらされたのにその成果がなく、激しい徒労感により社会で機能しなくなる疾患のことです。

尚、日本ではこの定義のほかに、受験勉強が終わって解放された時などに襲ってくる虚無感、達成感を味わうはずが虚脱して機能しなくなるような症状も、燃え尽き症候群と呼ばれています。

通常の定義通りでいうと、燃え尽き症候群では、何よりも「何のために頑張ったのか」という気持ちが強くなります。

ある心理学者によると、この症状はうつ病とよく似ているとのことです。

確かに出てくる症状、頭が働かない、眠れないなどの症状はうつ病に通じるところがあるでしょう。

燃え尽き症候群に至る過剰なストレスの原因には、苛烈な競争社会や高学歴志向によるプレッシャーなどが挙げられます。

競争社会では、誰よりも頑張った人が勝ちと見なされることがあります。

現にあるアンケートによると、残業する社員のほうが上司に好印象であるという結果が出ています。

本当は休まなければならないのに、休むことに罪悪感を覚え、過剰なストレスに我慢を続けた結果、燃え尽きてしまうのです。

燃え尽き症候群の重要なサインとして以下の12項目が挙げられます。

自分ではなかなか気付かないストレスサインを見逃すと、そこから脱却するのに時間がかかるので、早めに自分のストレスに気付いて対処することが必要です。