精神疾患を長く患っていた私自身の体験を振り返りながら、ストレスの実態やストレスを抱える原因、
更にどんなストレス解決法があるのかなどをまとめています。
ストレスコーピングには、種々のことが含まれます。
前述ではストレスコーピングを大別しましたが、「誰かに話を聞いてもらう」「カラオケで歌う」ということ、それぞれがストレスコーピングになっています。
つまり、ストレス対処というのは、案外簡単にできる事柄も含んでいるのです。
そこから本格的なストレス軽減に到達するために、私たちは複数のストレスコーピングを組み合わせなくてはなりません。
図では、ストレスに関わる事柄とストレスを関連付けています。
その中で、注意しなければならないことがあります。
これらはストレッサーになっています。
これらを自分で変えることは不可能です。
これらも、ストレスによって自然に生じるものであり、自分でコントロールできるものではありません。
物事の受け止め方、例えば仕事がうまくいかないことを考える時、「何でうまくいかないのだろう」とマイナスに考えているだけでは何も解決しません。
「この仕事の失敗はこういうことをもたらした」などと物事の受け止め方はいくらでも変えることができます。
それによって、どのように行動することが望ましいかも自分で考え、選択することができます。
ストレスコーピングで最も大切なのは、「認知」と「行動」の質をどれだけ変えることができるか、なのです。