精神疾患を長く患っていた私自身の体験を振り返りながら、ストレスの実態やストレスを抱える原因、
更にどんなストレス解決法があるのかなどをまとめています。
近頃、「カレーを食べるとストレスが軽減する」という説を提唱している学者が多いようです。
最も脚光を浴びたのは、脳科学者・茂木健一郎氏による研究発表です。
茂木氏は、被験者の男性20名を「スパイス入りカレーを食べるグループ」と「スパイスなしのカレーを食べるグループ」に分けてカレーを食べてもらい、その後ストレス時に唾液に分泌される「アミラーゼ」という物質の量を検証しました。
その結果、スパイスなしカレーのグループではアミラーゼ量が増え、スパイス入りカレーのグループではアミラーゼの量が減少傾向があったことがわかったのです。
そのほかにも、脳波の分析などで、カレーには疲労抑制効果、更には集中力持続効果があることなどがわかりました。
この実験では、スパイス入りカレーの何がアミラーゼの量を左右したか、というところまで検証できているのではないかと思います。
しかし、それ以前にわかることは、カレーには多くのスパイスが使われている、つまり多くのハーブが使われている、ということです。
下の図は、主なカレーのスパイスとその効果をまとめたものです。
単純にこの図だけ見ても、カレーには健康に良い様々なハーブが使われていることがわかります。
また、別の実験では、カレーがセロトニン量を増やすこともわかったそうです。
日本では国民食としてすっかりお馴染のカレー、その魅力を改めて感じられたような気がします。