腰痛

腰痛

ストレスの蓄積による腰痛は「心因性腰痛」といい、意外とこのタイプの腰痛の方は多くいます。

腰痛になる主な原因には、

  • 腰部付近の疾患
  • 姿勢の悪さ
  • 加齢による筋肉の衰え

などが考えられますが、これら単独の原因、もしくはこれらの原因プラス、ストレスにより痛みが増している可能性があります。

心因性腰痛は、ドーパミンシステム及びアドレナリン分泌の異常によって起こるといわれています。

ドーパミンシステムは、本来ある痛みを抑制し、痛みを軽減させて体を守るシステムのことです。

ストレス過多の状態が続くと、このシステムに異常が生じ、ドーパミンが減少します。

それによって、本来あまり感じられないはずの痛みが大きく感じられ、腰が痛くなるのです。

一方、アドレナリンには、興奮を促進する作用があります。

恐怖体験をした時、或いはストレスがかかった時などにアドレナリンは大量に分泌され、血管を収縮し、血圧を上げ、活動を高めようとします。

これもまた、体を守るために元からある仕組みです。

しかし、ストレスの度が過ぎると、血管の収縮状態が続くことになります。

その結果、慢性的な血行不良に陥り、体を冷やし、腰痛を起こしやすくなるのです。

もし、マッサージや整体などに通っても腰痛が改善されない場合、ストレスが腰痛の原因になっている可能性があります。

ですから、腰痛を防ぐ意味でもストレスケアが必要になります。