うつ病

うつ病

うつ病は、現代病の代表的な疾患で、10人に1人がうつ状態を経験しているとまで言われています。

また、「うつ」という概念はこの10年で拡大解釈されるようになりました。

例えば、悲観的状態が長引くとそれだけで「うつである」と思いこんでしまったり、憂うつな気分が続いただけで「うつ」と見なされたりすることがあります。

うつ病の正しい定義は「抑うつ症状を伴う精神医学的疾患」です。

何故、抑うつ症状が現れるのかというと、幸福感をもたらすセロトニンやノルアドレナリンといった脳内の神経伝達物質の働きが悪くなるからです。

そして、これらの働きの悪さを作るのが、ストレスです。

過度のストレスから精神疾患を発症させた場合、まずうつ病を疑ってみたほうがいいでしょう。

うつ病によって現れる症状には、下の表記のようなものが含まれます。

これらの症状がひと月以上続いた時、うつ病を疑ってみたほうがいいかもしれません。

うつ病は、それまで一切の精神疾患を経験していない人からすると、わかりづらい時があります。

食欲不振の原因が胃の疾患ではないかと疑い、内科で診てもらって何も出てこない、ということもあるでしょう。

気付くまでに数カ月を要する場合もあり、その間に症状が悪化することはよくあります。

まずは、うつのサインとなっている症状がどれだけ自分に当てはまるのかを把握し、早めに治療を開始できるようにすることが必要です。